ストックマーケットレポート・サンプル 2019.1.30号
* サンプルとして、冒頭の約1ページ分を掲載しております。
1:ファンダメンタル
現在の「世界情勢」につきましては、次の挿絵のとおりに、「いろいろな問題が、複雑に絡み合っている状態」となっており、そのために、「理解が難しいだけではなく、不安感を煽り立てられている状況ではないか?」とも感じています。つまり、「三次元の観念論」という「現在だけを切り取って、さまざまな意見が述べられている状況」のために、「理屈と膏薬はどこにでも付く」という例えのとおりに、「どんな説明でも、一面では真理が述べられているのではないか?」とも感じているわけです。
しかも、現在は、「お金の謎」も解けておらず、また、「時間のサイクル」も理解されていない状況ですので、「これから、世界情勢は、どのようなことになるのか?」という点につきましては、まさに「百家争鳴の状態」となる可能性も存在するわけです。別の言葉では、「盗人にも三分の理」という言葉のとおりに、「どのような行為、あるいは、考えにも、一応の理屈が付く可能性」がありますので、「実際の投資」におきましては、反対に、「判断」を難しくさせる効果があるものと考えています。
そのために、私自身としては、「四次元の具体論」を重視するとともに、「この方法により、いろいろなことが、簡単に説明が付くのではないか?」とも感じています。具体的には、現在、「マネーの退潮と不都合な真実」という言葉が使われ、また、次のような説明がなされていますが、実際には、「過去の推移が、ほとんど理解されていないのではないか?」と思われるわけです。つまり、「金融混乱」は、すでに始まったものの、「混乱の内容」が、ほとんど理解されていない状況とも想定されるわけです。
根底にあるのは、世界の中央銀行による金融政策の転換に違いない。米国の「正常化」はふらつきながらも進む。欧州も量的緩和を終えた。米シティグループは、世界の主要中銀の資産購入が今年、危機後初めてマイナスとなりマネーを吸い上げると見る。マネーが減れば、死に体なのに活動を続けていた「ゾンビ企業」は倒れる。マネーの退潮は、投資家が目を背けてきた「不都合な真実」をさらけ出す。(出典:日経新聞)