ストックマーケットレポート・サンプル 2016.8.10号
* サンプルとして、冒頭の約1ページ分を掲載しております。
1:ファンダメンタル
この10日間にも、実に、いろいろな事件が起きましたが、以前から申し上げていますように、「今年の暦」は「丙申(ひのえ さる)」であり、このことは、「いろいろな事実が明らかになる」、そして、「『申』が『神』に繋がるように、真理や真実が示し申される状況」を表しているものと考えています。つまり、現在の出来事は、一種の「天からのメッセージ」ではないかと考えていますが、今回、私自身が注目したのは、時系列的には、次の三点であり、この中では、特に、「世界中を震撼させた相模原の大量殺傷事件」が気にかかる状況でもあるわけです。
① :ロシアのドーピング問題
② :店頭デリバティブ取引に対する金融庁の新規制
③ :相模原の障害者大量殺傷事件
具体的には、「26歳の若者」が、「なぜ、障害者を大量抹殺しなければいけないと考えたのか?」ということですが、現時点での報道としましては、「若者特有の短絡的な考え」に加えまして、「薬物による誤った理解や行動」が、事件の理由として挙げられているようです。つまり、「大麻」を吸い、また、「ヒットラーの思想」に感化された結果として、「障害者は、生きている価値がない」と考えたようですが、実際には、「数多くの障害者が、たいへん素晴らしい仕事をしている」ということも、間違いのない事実でもあるわけです。
別の言葉では、「障害を持ったために、反対に、健常者ではできないことが可能だったのではないか?」とも感じていますが、具体的には、「ヘレンケラー氏」や「2歳の時に両手、両足を切断されながらも、その後に自立された中村久子氏」、そして、「星野富弘氏」や「田島隆弘氏」、また、最近では、「盲目のピアニストである辻井伸行氏」などが、「先天的、あるいは、後天的の障害を持ちながら、多くの人を感動させる偉大な仕事をされた」ということです。
そして、この時に感じたことは、「障害も、あらかじめ定められた宿命だったのではないか?」ということでしたが、実際に、私自身も、「20年ほど前、田島隆弘氏に、何度かお会いさせていただいた経験」があるわけです。つまり、「田島氏」は、「先天性の障害者」で、両手両足が使えない状況で生まれてきましたが、その後、「バッファロー号」という「口だけで運転できる、特殊な車両」を駆使しながら、「カメラマンとして、数多くの個展を開き、また、写真集を出版されている」わけです。