ストックマーケットレポート・サンプル 2017.2.20号
* サンプルとして、冒頭の約1ページ分を掲載しております。
1:ファンダメンタル
現在は、「トランプ大統領の言動」に対して、「アメリカ」のみならず、「世界全体」が、一喜一憂している状況とも言えるようですが、実際には、「世界経済」を混乱させるとともに、結果として、「市場経済」から「共同体」への移行を促進している状況とも言えるようです。つまり、「トランプ大統領」は、「時代の流れ」を加速する役割を持っているようにも感じていますが、今回は、この点に関しまして、過去数か月間の動きを振り返りながら、今後の展開を考えてみたいと思います。
具体的には、「大統領選挙」や「大統領就任」の前後に、「トランプ大統領の態度が、どのような状態だったのか?」を理解することですが、実際のところは、「大統領選挙で勝利した後、若干、態度が軟化した」という状況でもありました。しかし、「1月20日」の「大統領就任日」以降は、一挙に、今までの「強硬路線」を継続し、「7ヶ国からの入国制限」など、数多くの「大統領令」を出し続けていますが、実際には、「裁判所からの差し止め」が下されている状況でもあるわけです。
また、今回の「日米首脳会談」では、「再び、態度を軟化させた」という状況でもありましたが、この間の「金融市場」につきましては、ご存知のとおりに、「目まぐるしい変化を見せた」という展開でもありました。つまり、「市場参加者」が「訳が分からない状態」に陥っているようにも感じられますが、このような状況下で必要なことは、やはり、「長期的、多面的、かつ根本的な観点を見失わない」という態度でもあるようです。
つまり、「今後の基本的な方向性」につきましては、実際のところ、「たいへん分かりやすくなったのではないか?」、そして、「後は、国債価格の暴落を待つだけではないか?」とも感じているわけです。別の言葉では、「トランプ大統領の言動」により、現在、「市場参加者の混乱」と、「時間的な遅れ」が発生している可能性もあるようですが、私自身としましては、「2月中にも、世界中の人々に、全体の流れが、はっきり見えてくるのではないか?」と考えている次第です。