ストックマーケットレポート・サンプル 2018.1.20号

* サンプルとして、冒頭の約1ページ分を掲載しております。

1:ファンダメンタル

「2018年」は、「日米」を始めとした「世界的な株価の急騰」で幕を開けましたが、この点には、大きな注意が必要だと感じています。つまり、「マスコミ」や「エコノミスト」などは、大部分が、「景気が好いから株価が上昇している」という意見に傾いているようですが、実際には、この意見に、大きな「落とし穴」が潜んでいるようにも感じられるわけです。具体的には、「現在、なぜ、世界的な好景気となっているのか?」、また、「景気は、どのような要因で動かされるのか?」について「大きな誤解」が存在するものと思われるわけです。

そのために、今回は、この点につきまして、できるだけ詳しく説明させていただきますが、基本的に、「投資」において最も重要な点は、「市場の認識」と「現実の相場」との「乖離」を理解することだと考えています。つまり、「現在、世界の市場で、どのようなことが起こっているのか?」、そして、同時に、「人々は、この点に関して、どのような理解をしているのか?」を「比較」することですが、この時に、「乖離」が大きければ大きいほど「ビジネスチャンス」が大きくなるわけです。

日米の株高

(出典:日経新聞)

より詳しく申し上げますと、上記のグラフのとおりに、「現在、日米において株高が加速している」という「事実」については、「般若心経」の「色」に相当するものと思われるわけです。つまり、「現実世界の出来事」であり、また、「絶対的な事実」でもありますが、問題は、その後の「受」という「この現象を、どのように受け止めるのか?」にあるものと考えられるわけです。あるいは、「想」という「なぜ、このような現象が発生しているのか?」、そして、「行」という「自分は、この時に、どのような行動を取るのか?」、また、最後の「識」という「どのような学びが得られたのか?」も重要なポイントとも考えられるわけです。