ストックマーケットレポート・サンプル 2018.4.20号

* サンプルとして、冒頭の約1ページ分を掲載しております。

1:ファンダメンタル

前回のレポートで申し上げましたように、「2018年9月」は「歴史的な大転換期」となるものと思われますが、私自身の過去を振り返りますと、「実際の事件」が発生する数か月前に、今回のような「一種の閃き」とも言える「スッキリとした感覚」を得られたのは、今回で「五度目」になります。つまり、今年が、「社会人人生」として「42年目」、すなわち、「通常の人生における厄年(42歳)」を迎えましたが、この間に、「最初の感覚、あるいは、閃き」を得られたのが「1996年末」であり、この時には、「1997年8月から信用収縮が始まることに対して、強い確信を抱くことができた」という状況でもありました。

また、「二度目」が「2000年のITバブル崩壊」であり、この点につきましては、以前から申し上げていますように、「暦の応用により、簡単に予測が可能だった」という状況でもありました。しかし、この点に関する問題は、やはり、「なぜ、2009年に金のバブルが発生しなかったのか?」ということですが、実際には、「国債」と「金」とを巡る「世界的な金融大戦争」が主な原因であり、具体的には、「国債を守る陣営」が、「ありとあらゆる手段を行使した結果として、時間的な遅れが発生した」という状況でもあったようです。

そして、「三度目」が「2001年の9・11事件」でしたが、この点につきましては、後で説明させていただきます。また、「四度目」が「2006年末」であり、この時には、「1996年末」と同様に、「2007年7月」からの「金融大混乱」が、はっきり見え始めた状況でもありました。しかし、問題は、その後の「10年間」であり、私自身としましても、あまりにも異常な「世界的な国債価格の動向」に、たいへん悩まされたわけですが、この点につきましても、今回の「暦の左右対称理論」により「全てが腑に落ちたような感覚」を得られたわけです。

暦の左右対称理論

そのために、今回は、「過去40年余りに、世界の金融界が、どれほどの変化をしたのか?」という「今までの経緯」も踏まえて「今後の展開」を考えてみたいと思います。つまり、私自身は、「1977年」に「大和証券」に入社し、「金融業」に従事し始めましたが、当時の想い出としましては、「日経平均が5000円に到達し、多くの人が喜んでいた状況」が浮かび上がってくるわけです。別の言葉では、当時の「実体経済」も「マネー経済」も、現在とは比較にならないほどに「小さな規模」でしたが、その後の展開としましては、「人類史上最大規模のマネー大膨張」が世界的に発生したことも理解できるわけです。