ストックマーケットレポート・サンプル 2018.12.10号

* サンプルとして、冒頭の約1ページ分を掲載しております。

1:ファンダメンタル

今回は、「ゴーン・ショック」について、詳しい検証を行いたいと思いますが、実際には、「ゴーン容疑者が統治していた19年間」を「どのような期間で捉え、考えるのか?」ということになります。別の言葉では、今回の事件が「人類の煩悩」を払う「除夜の鐘」を意味していたことにつきましては、「時間の経過とともに、より一層、確信を抱いている状況」でもありますが、この時の問題点は、「この19年間を、歴史上、どの期間の範囲で理解するのか?」ということでもあるようです。

より詳しく申し上げますと、「この19年間」は、私自身にとりましても、きわめて感慨深い期間でしたが、実際には、「デリバティブの大膨張」に驚き「大和証券」を退職したのが「2000年」だったからです。そして、その後、「マネー理論」や「時間のサイクル」、あるいは、「心の謎」などを考え続けてきましたが、「時間のサイクル」について「納得のいく結論が得られた」と感じたのが「2018年」であり、また、この時に、「1998年9月」から「2018年9月」までは、「マネーの大膨張により、人類の煩悩が全開した時期だったのではないか?」という感想を抱いたわけです。

時間とエネルギーの左右対称理論

(出典:株式会社テンダネス)

そして、「歴史の大転換」を告げる「除夜の鐘」についても、「108回のうち、今回は、何番目だったのか?」という疑問が湧いてきましたが、実際には、「1番目」ではなく「最後の108番目に、限りなく近い状況」だったようにも感じています。つまり、今回の事件は、「1971年のニクソンショック」から始まった「信用本位制」という、私が提唱する「通貨制度」だけではなく、「1800年頃」から始まった「資本主義」、あるいは、「1600年頃」から認識され始めた「時は金なり」という思想、そして、「西暦1200年頃」から始まった「西洋の時代」の全てが、「終焉の時」を告げている状況のようにも感じられたわけです。

しかも今回は、直近の「5年サイクル」の最終月に、「ゴーン・ショック」という「世界中が驚くような大事件」が発生しましたので、より一層、「2018年12月」から始まる「5年間」に、大きな注意を払う必要性が存在するようにも感じられたわけです。つまり、間もなく、本格的な「激変期」を迎える可能性が高くなっているものと思われますので、この時に必要なことは、やはり、「過去の検証」を徹底的に行うこととも考えられるわけです。