ストックマーケットレポート・サンプル 2019.4.30号

* サンプルとして、冒頭の約1ページ分を掲載しております。

1:ファンダメンタル

この一か月間は、不思議な「感覚」を味わいましたが、具体的には、「信用本位制」の「バブルのメカニズム」に気付いた途端に、その後、「戦後の74年間」について、同様の「気付き」が得られた状況のことです。しかも、現在では、より一層、過去の歴史を遡ることにより、「自然科学」と「社会科学」との「違い」について、いろいろな「気付き」が得られている状況でもありますが、この点に関して、今回、思い出されたことは、「30年ほど前にも、似たような体験をした」ということでもありました。

つまり、私自身は、「1987年のブラックマンデー」に衝撃を受け、その後、「お金の謎」を考え始めたわけですが、この時の問題点は、「1980年頃」から発生した「経済の金融化」でもありました。具体的には、「マネーの大膨張」に関して、「原因」の解明に苦労し、「1971年のニクソンショックに遡るまでに、長い時間が必要だった」という状況のことです。しかし、いったん、この時まで遡ると、その後は、「1929年の大恐慌」や「1800年前後の産業革命」、そして、「1600年前後の『時は金なり』という思想の誕生」などへ、短期間の内に行き着くことができたわけです。

また、その後は、「西ローマ帝国時代」にまで遡り、そして、反対に、「現代までの流れ」を検証した結果、「1996年」に、「信用本位制」という「概念」に辿り着くことができたという状況でもありました。そして、その時に感じたことは、「お金の謎が解けたのではないか?」ということでしたが、今回は、「心の謎」に関して、当時と似たような感覚を味わっており、実際には、「自然科学」と「社会科学」の詳細な分析により、「心の謎」が解明できる可能性のことです。そのために、今回は、「自然科学の成り立ち」、そして、「発展のキッカケ」について説明させていただきます。

具体的には、「コペルニクス」が、「自然科学の発展」において、最も重要な人物の一人と言われ、「ウィキペディア」では、次のように説明されています。つまり、「天動説」を覆し、「地動説」を唱えたことで、「天文学史上、最も重要な発見をした人物」と言われていますが、一方で、「地動説を唱えたのは、紀元前3世紀のサモスのアリスタルコスである」とも説明されているわけです。そして、このことは、「西暦400年前後から西暦1000年前後」の「暗黒の時代」に、「それまでに蓄えられた技術や知識が、すべて放棄された事実」を如実に物語っているものと考えています。

ニコラウス・コペルニクス(1473年2月19日 – 1543年5月24日)は、ポーランド出身の天文学者、そして、カトリック司祭である。当時主流だった地球中心説(天動説)を覆す太陽中心説(地動説)を唱えた。これは天文学史上最も重要な発見とされる。(ただし、太陽中心説をはじめて唱えたのは紀元前三世紀のサモスのアリスタルコスである)。また経済学においても、貨幣の額面価値と実質価値の間に乖離が生じた場合、実質価値の低い貨幣のほうが流通し、価値の高い方の貨幣は退蔵され流通しなくなる (「悪貨は良貨を駆逐する」) ことに最初に気づいた人物の一人としても知られる。コペルニクスはまた、教会では司教座聖堂参事会員(カノン)であり、知事、長官、法学者、占星術師であり、医者でもあった。(出典:ウィキペディア)