ストックマーケットレポート・サンプル 2019.8.30号

* サンプルとして、冒頭の約1ページ分を掲載しております。

1:ファンダメンタル

現在では、「政治リスクに敏感になり始めた世界の金融市場」というようなコメントが頻繁に見受けられる状況となりました。そして、このことは、きわめて「危機的なサイン」であるとも考えていますので、今回は、この点を詳しく説明させていただきます。つまり、現在の世界情勢は、ますます、「1991年のソ連崩壊時」と似通った状況となりつつあるものと考えていますが、今回は、当時とは違い、「社会主義国」だけではなく、「世界全体」が、「当時のソ連のような状況になる可能性」が高まっているものと感じているわけです。

世界的な政治混乱

(出典:日経新聞)

そのために、現時点で必要なことは、「何故、現在、世界の金融市場が政治リスクを反映し始めたのか?」、あるいは、「実体経済とマネー経済が、現在の規模にまで成長するためには、どれほどの時間が必要だったのか?」などを理解しながら、「今後、どこまで、既存のシステムが崩壊するのか?」を考えることになります。具体的には、次の「上部構造と下部構造」という「古典的な経済理論」にまで遡りながら、「その後、世界の情勢は、どのような変化を遂げたのか?」を理解することですが、この結果として見えてくるのは、「これから、どれほどの大変化、あるいは、大混乱が発生するのか?」ということのようにも感じられるわけです。

唯物史観(史的唯物論)では、人間社会は土台である経済の仕組みにより、それ以外の社会的側面(法律的・政治的上部構造及び社会的諸意識形態)が基本的に規定されるものと考えた。(土台は上部構造を規定する)このことは、しばしば経済的決定論と批判されることがあるが、「土台-上部構造」は弁証法的な関係にあり、常に相互作用をしているのであって、上部構造が土台に規定しかえす(反作用)とされる。このように把握された社会の総体は「経済的社会構成体」と呼ばれることがある。(出典:ウィキペディア)