ストックマーケットレポート・サンプル 2019.9.10号
* サンプルとして、冒頭の約1ページ分を掲載しております。
1:ファンダメンタル
この10日間は、「不安定化する北東アジア情勢」、具体的には、「韓国によるGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄問題」、そして、「止まらない北朝鮮のミサイル発射」などに、人々の関心が集まった状況となりました。しかも、「激化する米中の関税報復合戦」により、世界中の人々は、より一層、「何が何だか、訳が分からない状況」に陥っているようにも感じられますが、実際のところは、今年の暦である「己亥(つちのと い)」に関して、「十干」の「己」が意味する「訳が分からなくなり、バブル的な動きが発生している状況」のようにも感じている次第です。
より具体的に申し上げますと、今までは、「意識」を表す「十干」が、大きな影響力を持っていたようですが、今後の展開としましては、「現実」を表す「十二支」が影響力を発揮し始める状況も想定されるわけです。つまり、「亥」は「核」に繋がり、「爆発的な動き」が発生する可能性のことですが、実際には、「デリバティブの崩壊」や「国債価格の世界的な暴落」などを想定しています。別の言葉では、「トランプ大統領の暴走」などに対して「国民の認識が変化する可能性」であり、具体的には、「政府に対する信用や信頼感が激減する状況」も想定されるわけです。
つまり、現在の「香港」のように、「国民が、政府や官僚の意見を信用しなくなる状況」のことですが、実際には、「世界的な国債バブルの崩壊」が、「日銀」を中心にして、「中央銀行の破たん」を引き起こし、その結果として、「年金制度」のみならず、「国家財政」までをも破たんさせる状況も想定されるわけです。別の言葉では、「74年前の敗戦時のように、国家財政が破たんし、ハイパーインフレが発生する状況」のことですが、今回は、この点に関しまして、「現在の日韓問題」も含めながら、いろいろな観点から考察してみたいと思います。